横山大観よこやま たいかん

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横山大観の買取

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横山大観 横山 大観(よこやま たいかん、1868年-1958年)は、明治から昭和時代に活躍した日本の美術家、日本画家。
1868年11月2日に水戸藩士・酒井捨彦の長男として生まれる。本名秀麿。
府立一中、および私立の東京英語学校の学齢時代から絵画に興味を抱き、洋画家・渡辺文三郎に鉛筆画を学ぶ。1888年に母方の親戚である横山家の養嗣子となり横山姓を名乗るようになる。
東京美術学校が開設される事を知ると受験するにあたり、急遽結城正明や狩野芳崖などに教えを受ける。試験の直前に鉛筆画から毛筆画への試験の変更を申請し、見事に東京美術学校へと合格。1889年に東京美術学校に第1期生として入学。岡倉天心、橋本雅邦らに学ぶ。同期生には菱田春草、下村観山、西郷孤月などがいる。
東京美術学校進学には父親の猛反対を受け、実家からの援助は一切なく、卒業するまで書籍の図版を模写するアルバイトで生計と学費を立てていた。日本画の基礎はアーネスト・フェノロサに、 模写は橋本雅邦に学んだ。
美術学校を卒業後、京都に移り、仏画の研究を始め同時に京都市立美術工芸学校予備科教員となる。この頃より雅号「大観」を使い始めるようになる。1896年、東京美術学校の助教授として就任。後進の指導にあたる。しかし、2年後の1898年に東京美術学校騒動によって岡倉天心排斥が起こり、天心が失脚。橋本雅邦、菱田春草らと東京美術学校を辞職。日本美術院創設に参加した。

美術院の活動の中で、春草と共に西洋画の画法を取り入れた新たな画風の研究を重ね、やがて線描を大胆に抑えた没線描法の絵画を次々に発表する。しかしその先進的な画風は当時の画壇の守旧派から猛烈な批判を浴びた。現在ではその画風を的確に表す言葉とされる「朦朧体」という呼称も、当初は「勢いに欠ける、曖昧でぼんやりとした画風」という意味で、批判的に使用された言葉であった。
保守的風潮の強い国内での活動が行き詰まりを見せはじめ、菱田春草とともにインドに写生旅行へ出かる。その後ニューヨーク、ボストン、ロンドンなどで二人展を開催し、高い評価を受ける。
帰国後は欧米での高評価を受けて日本国内でもその画風が評価され始める。また、菱田春草と連名で著書を刊行するなど日本画に対しての新しい表現方法を訴え続けた。1907年には文部省美術展覧会(文展)の審査員を務める。1913年には守旧派に押されて活動が途絶えていた日本美術院を再興。院展の中心的画家として毎年作品発表を続け院展の重鎮画家として活躍した。
以後、日本画壇の重鎮として確固たる地位を築き、1934年の朝日文化賞受賞や、1935年帝国美術院会員となり活躍を見せた。また、1937年には第1回文化勲章の受章者となる。同年、帝国芸術院会員となった。戦後の1951年には日本美術院会員を辞任し、同年に文化功労者となる。
1958年2月26日に東京都台東区にある自宅で死去。日本美術発展への貢献により、正三位に叙せられ、勲一等旭日大綬章を贈られた。また、脳は現在もアルコール漬けにされた状態で東京大学医学部に保管されている。

年表

1868年 茨城県で生まれる
1885年 東京英語学校に入学 渡辺文三郎に鉛筆画を学ぶ
1889年 東京美術学校に入学
1893年 東京美術学校を卒業
1896年 京都市立美術工芸学校予備科教諭を退職
    東京美術学校助教授
1901年 菱田春草と、九州・北陸各地へ写生旅行
1904年 菱田春草らと渡米し、ニューヨーク、ボストンで作品展を開催
1905年 菱田春草らと渡欧し、ロンドン、ベルリン、パリで作品展を開催
     帰国後、春草と連名で「絵画に就いて」を発表
1907年 文展審査委員
    国画玉成会評議員
1913年 日本美術院を再興
1924年 下村観山、竹内栖鳳、川合玉堂らと淡交会を結成
1930年 イタリアに美術使節として渡る
1934年 朝日文化賞受賞
1935年 帝国美術院会員
1937年 文化勲章を受章
    帝国芸術院会員
1940年 紀元2600年奉祝記念展に出品
1951年 日本美術院会員を辞任
    文化功労者
1957年 作品『不二』で絶筆となる
1958年 逝去

横山大観の代表的な作品

  • 「無我」
  • 「屈原」
  • 「流燈」
  • 「蕭湘八景」
  • 「生々流転」
  • 「夜桜」
  • 「大楠公」
  • 「或る日の太平洋」

横山大観 買取実績

横山大観横山大観 掛軸 二重箱横山大観

古美術永澤より横山大観の買取

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