塚本快示つかもと かいじ

    塚本快示の買取

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    塚本快示(つかもと かいじ、1912-1990年)は、昭和から平成時代の日本の陶芸家である。本名は快児。12月14日岐阜県土岐市に長男として生まれる。生家は土岐市に江戸中期から続く美濃焼の窯元である。

    1926年に駄知町立尋常高等小学校を卒業。卒業後は家業を継ぐため、父である塚本源右衛門に学びながら、駄知商工補修学校に通う。1933年に11代「快山窯」を継ぐ。その後小山富士夫の「影青雑記」を読む。このことで中国陶磁器の美に感銘を受け、青白磁研究を始める。後に小山富士夫に師事する。

    戦後はクラフトデザイナーの日根野作三に師事。クラフト風な磁器の制作をする。一方で中国陶磁の研究に励む。影青官窯などの古陶片を入手し、研究する。中国宋代の技法を再現する。素地となる土には各地の長石や陶土を配合。釉薬も長石・陶石・カオリン・石灰などで調整したものを用いる。また、沢村茲郎の知遇を得る機会もあり、多大な影響を受けた。その後も技術を磨き、精度を高めていった。その技術は日本だけでなく、中国の陶磁界でも高い評価を得る。
    1963年の第10回日本伝統工芸展には「青白磁とちり大鉢」を出品。初入選する。その後もカリフォルニア万国博覧会に「釉裏紅金魚文ベリーセット」を出品、金賞を受賞する。第12回日本伝統工芸展に「青白磁大鉢」を出品して奨励賞を受けている。また、1965年同会会員となった。その後も多数の賞を受賞している。また、1973年には土岐市および岐阜県の無形文化財「青白磁」技術保持者となり、1983年に重要無形文化財「白磁・青白磁」技術保持者に認定される。

    1990年6月10日呼吸不全のため岐阜県瑞浪市の昭和病院で死去した。
    作風は古典的な端正な成形、半乾きのうちに加える彫花紋などを特色とする清新で繊細さが特徴である。



    年表
    1912年(大正元年) 岐阜県で生まれる
    1926年(昭和元年) 駄知町立尋常高等小学校卒業
              父・塚本源右衛門に学ぶ
    1933年(昭和8年) 11代「快山窯」を継ぐ
    1961年(昭和36年) 通商産業省グッドデザイン表彰を受ける
    1963年(昭和38年) 日本伝統工芸展で初入選
    1964年(昭和39年) 米国カリフォルニア博覧会で金賞を受賞
    1965年(昭和40年) 日本伝統工芸展で奨励賞を受賞
    1967年(昭和42年) モントリオール万博に出品
    1972年(昭和47年) 日本伝統工芸展で会長賞を受賞
    1973年(昭和48年) 岐阜県重要無形文化財「青白磁」保持者に認定
    1977年(昭和52年) 紫綬褒章を受章
    1979年(昭和54年) 日本陶磁協会賞を受賞
    1980年(昭和55年) 中日文化賞を受賞
    1983年(昭和58年) 重要無形文化財「白磁・青白磁」保持者に認定
              土岐市名誉市民に推挙
    1984年(昭和59年) 勲四等旭日章を受章
    1990年(平成2年)  逝去

    塚本快示の代表的な作品

    • 「青白磁彫花鉢」
    • 「白瓷壺」

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