鹿子木孟郎かのこぎ たけしろう

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    鹿子木 孟郎(かのこぎ たけしろう、1874(明治7)年11月19日-1941(昭和16)年4月3日)は、明治から昭和時代に活躍した日本の洋画家である。号は不倒。


    1874年、岡山県岡山市東田町で旧岡山藩藩士である宇治長守の三男として生まれる。1881年に伯父の家を継ぎ鹿子木を名乗る。岡山高等小学校を卒業後、松原三五郎の天彩学舎に入り、油絵を学ぶ。1890年に東京に遊学するが、脚気にかかり帰郷。岡山中学予備校図画教員となる。1892年に再び上京。小山正太郎の画塾である不同舎に入る。その後1895年には中等教員図画免許状を受け、各地で美術教師として勤務。後進の指導を務める。


    教師として務めた後の1900に渡欧。ボストンに到着すると、「日本人水彩画家6人展」を満谷国四郎、丸山晩霞、河合新蔵、吉田博、中川八郎と共にボストンアートクラブで開催。成功を収める。翌年、パリでフランス最後の歴史画家と称された老巨匠のジヨン・ポール・ローランスに師事。1904年に帰国する。


    帰国後は太平洋美術会第3回展に出品。また、浅井忠らと共に関西美術院の創立に参加。1906年から1908年まで再び渡欧。滞在中はローランスに師事し、サロン・ド・パリに「少女」を出品。入選を果たし、アカデミー・ジユリアン一等賞を受ける。


    その後1908年に帰国。同年、関西美術院長となり指導に励む。その一方で文展や帝展の審査員を務め、活躍を見せた。1916年から1918年まで、再度渡欧する。引き続きローランスに師事するとともにエミール・ルネ・メナールにも師事。帰国後も作品の制作、出品を重ねる。アカデミック美術を日本に紹介し続け、1932年にフランスからレジオン・ドヌール勲章を贈られた。


    日本国内だけでなく海外でも活躍を見せた鹿子木孟郎は、脳溢血のため静養中、尿毒病を併発。1941年4月3日に死去した。



    年表
    1874(明治7)年 岡山市東田町に生まれる
    1881(明治14)年 伯父の家をつぎ、鹿子木を名乗る
    1888(明治21)年 岡山高等小学校卒業
              松原三五郎の天彩学舎に入る
    1890(明治23)年 東京に遊学 脚気のため帰郷
              岡山中学予備校図画 教員
    1891(明治24)年 岡山香川、徳島諸県を漫遊
    1892(明治25)年 東京へ再遊学
              小山正太郎の不同舎に入る
    1895(明治28)年 中等教員図画免許状受ける
              滋賀県彦根中学 助教諭
    1896(明治29)年 三重県津中学校 助教諭 教諭
    1899(明治32)年 埼玉県師範学校 助教諭
    1900(明治33)年 渡欧
    1901(明治34)年 ジヨン・ポール・ローランスに師事
    1904(明治37)年 帰国
              京都室町画塾をひらく
              京都高等工芸学校 講師
    1905(明治38)年 関西美術院創立に参加
    1906(明治39)年 再渡仏
              ローランスに師事
              サロン・ド・パリに入選、アカデミー・ジユリアン一等賞受賞
    1908(明治41)年 帰国
              京都工芸高等学校講師 
              関西美術院長
    1915(大正4)年 京都名古屋両学校講師 辞職
              関西美術院長 辞職 
    1916(大正5)年 渡仏
              ローランスに師事、ルネ・メナールに師事
    1918(大正7)年 帰国
              京都下鴨に住し下鴨画塾を創む
    1928(昭和3)年 大礼記念京都大博覧会美術鑑査員
              国際美術協会美術展覧会審査員 
    1929(昭和4)年 大礼記念京都美術館委員
    1932(昭和7)年 フランス政府よりレジオン・ドヌール勲章を贈られる
    1941(昭和16)年 死去

    鹿子木孟郎の代表的な作品

    • 「ローランス画伯の肖像」
    • 「新夫人」
    • 「西洋婦人」

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