石黒宗麿いしぐろ むねまろ

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    石黒 宗麿(いしぐろ むねまろ 1893(明治26)年4月14日 - 1968(昭和43)年6月3日)は、日本の陶芸家。

    富山県新湊市で医家の長男として生まれる。名門の富山中学に通うが、ストライキを首謀。止めにきた教師を殴る不穏行動により退学。退学後は上京。慶應義塾普通部で学ぶが、仕送りを遊びに使い中退。しばらくの間中越汽船会社で働く。


    1917年に実家の窯で楽焼を試作。陶芸に興味を持ち、翌年、中国宋の時代の陶器である曜変天目に惹かれ陶芸家を志す。1919年に再び上京、東京都渋谷に石炭窯を築く。その後は福島、埼玉、石川、京都と陶房を移す。

    その間中国の宋・唐の陶磁器や朝鮮李朝の作陶技術を研究。その復元に務める。また、1937年のパリ万国博覧会では銀賞を受賞する。

    中国古陶磁の追求に打込み、柿天目、木葉天目などを完成させる。また、宋赤絵、千点文などの優品を制作した。一方で、小山富士夫や荒川豊蔵らと共に日本陶磁振興会を設立。理事として北陸を担当。九谷焼の改革に取り組んだ。

    優れた技術により、1952年天目釉の再現技術で無形文化財に認定。1955年には初の人間国宝(重要無形文化財「鉄釉陶器」保持者)の一人として認定される。また、1956年には八瀬陶窯を設立。理事長を務め、後進の指導に励んだ。

    石黒宗麿は、特定の師に付かず独自の作陶を追求した。




    年表
    1893(明治26)年 富山県で生まれる
    1917(大正6)年 実家の窯で楽焼を試作
    1919(大正8)年 上京 
             渋谷に石炭窯を築く
    1925(大正14)年 金沢市郊外に移住
    1927(昭和2)年 京都市東山区今熊野に移住
    1936(昭和11)年 京都市左京区八瀬に築窯
    1937(昭和12)年 パリ万国博覧会 銀賞受賞
    1940(昭和15)年 中国・朝鮮半島を巡歴
             木の葉天目の焼成に成功
    1941(昭和16)年 商工展商工大臣賞受賞
    1946(昭和21)年 日本農村工業振興会を設立 窯業部門指導者
    1947(昭和22)年 日本農村工業振興会 解散
             日本陶磁振興会を設立 理事
    1952(昭和27)年 天目釉の無形文化財記録保持者認定
    1954(昭和29)年 桃李会 結成
             第1回日本工芸会に出品
    1955(昭和30)年 重要無形文化財「鉄釉陶芸」保持者に認定
             日本工芸会の結成参加 理事
    1956(昭和31)年 新湊市名誉市民
             八瀬陶窯を設立 理事長
    1961(昭和36)年 第3回北日本文化賞受賞
    1963(昭和38)年 紫綬褒章受章
    1966(昭和41)年 陶裳会 結成
    1968(昭和43)年 死去
             勲三等瑞宝章を受章

    石黒宗麿の代表的な作品

    • 「銕絵杯」
    • 「倣唐三彩飾馬」
    • 「黒釉褐斑鳥文鉢」

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