
今井俊満の抽象画
今井俊満(いまい としみつ)の作品をお譲りいただきました。
1928年京都に生まれた今井俊満は、1950年代にはフランスへ渡り、前衛芸術運動に参加します。当時のパリはアンフォルメルと呼ばれる前衛芸術運動の中心地で、この潮流のなかで自らの表現を確立します。荒々しい筆致、厚く絵の具を塗り重ねたダイナミックな表現は、今でも前衛美術ファンをはじめ、多くのコレクターを魅了しています。
今井の作品は、時代とともに大きく変化を遂げており、初期のアンフォルメル的な抽象画から、金銀を華やかに用いた装飾性の高い抽象表現へと移行します。とくに1980年代以降の花鳥風月シリーズと呼ばれる日本での作品群は、西洋の技法と日本の伝統美の融合と言える独自の作風を実現し、現在のアート市場でも人気があります。
もしご自宅に今井俊満の作品やリトグラフなどがある場合、査定をご検討されてはいかがでしょうか。作品の制作時期や技法、サイズ、保存状態によって価値が異なるため、抽象美術に精通した専門業者による適正な査定が重要です。ぜひ抽象美術の買取で実績豊富な古美術永澤にご相談ください。
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