具体美術買取
具体美術作家の作品を
買取いたします

古美術永澤では、吉原治良、白髪一雄など具体美術作家の作品の買取を行なっています。
具体美術は1954年に吉原治良が設立した「具体美術協会」のメンバーによる前衛美術作品群です。従来の美術の概念を大きく拡張して新しい表現の可能性を拓き、現代アートの礎を築いたものとして世界で高く評価されています。
具体美術とは
吉原治良の考えは、従来の抽象美術は精神が物質を従属させるのものだが、具体美術は「人間精神と物質が対立したまま握手」するものであり、「物質は物質のままで、その特性を露呈したとき物語を始め、絶叫しさえする」というものです。精神と物質の密なる相互作用を目指すことの必要性を説いています。
その上で吉原は「人の真似をするな。過去に存在していないようなものを創れ」と檄を飛ばし、これに共感したアーティストがさまざまな表現手法で未知の世界に挑みました。
白髪一雄は、紙の上に絵の具の塊を置いて足でそれを伸ばして絵を描きました。
嶋本昭三は、瓶の中に絵の具を入れ、それを破壊して飛び散る飛沫で絵を描いています。
田中敦子は、不規則に点滅する多数の電球を電気服として身にまとったパフォーマンスを行いました。
単に平面的な表現にとどまるのではなく、立体作品や動きを見せるもの、光や煙を使った表現も多くありました。
具体美術の再評価と作品の価値
1970年の大阪万博の頃が活動の最盛期といわれ、1972年の吉原治良の死去によって協会は解散。協会としての活動は停止し、個人の作家活動へと移行しました。
1980年代以降、特に2000年代に入ってから「具体美術」の回顧展が国内外で相次いで開かれ、再評価の動きが高まっています。
具体美術の代表的な作家
- 吉原治良(1905-1972)
具体美術の提唱者で具体美術協会の創立者。「具体美術宣言」を発するなど、新たな美術運動の精神的な指導者だった。「円」をモチーフにした作品で知られる。晩年は漢字をモチーフにして多くの作品を残しました。 - 白髪一雄(1924-2008)
天井から吊したロープにぶら下がり、足を使って絵の具の塊を伸ばして絵を描く「フット・ペインティング」で知られる。1950年代にフランスを中心に起こった躍動的な抽象画「アンフォルメル(非定型)」の画家として海外でも高い評価を受けました。 - 田中敦子(1932-2005)
200個もの電球や管球が不規則に点滅するドレス「電気服」が国内外で高い評価を得た。平面作品も多く、そこでは一貫して合成樹脂エナメル塗料が使用されており、その艶やかな表面のもつ物質性へのこだわりに具体美術作家としての独自性が見られます。 - 元永定正(1922-2011)
着色した水をビニールに入れて吊した一連の作品で知られています。色水が光を透過させる美しさ、水の重みによってつくられるビニールの形の面白さを吉原治良は「世界で初めての水の彫刻」と評しています。その後、日本画の垂らし込みの技法を使った抽象画やエアブラシを使ったユーモラスな絵を描きました。 - 嶋本昭三(1928-2013)
鉄パイプに絵の具を詰めて爆発させる「大砲絵画」や絵の具を入れたガラス瓶を叩きつける「瓶投げ」などで知られる作家。欧米でも評価が高く1998年のロサンゼルス現代美術館(MOCA)の「戦後の世界展」では世界4大アーティストのひとりに選ばれています。 - 上前智祐(1920-2018)
クレーンの運転手や京染の職人修業などをしながら独学で絵を学び、吉原治良と出会って具体美術協会の展覧会に出品するようになりました。ペインティングナイフで丹念にパターンを塗り重ねた平面作品で知られています。布作品、おがくずや木を用いた彫刻作品などもあります。 - 吉原英雄(1931-2007)
ドライなリトグラフと情感にあふれたウェットな銅版という異なる技法を1つのキャンバスの上で併用することによって新しい表現を生み出しました。作品「シーソー」は日本のポップ・アートの代表作と言われています。その後も独自の手法で女性や静物をモチーフに版画の制作を続けました。 - その他、具体美術協会の主なメンバーに、村上三郎、金山明、向井修二、前川強、松谷武判、鷲見康夫、名坂有子、木梨アイネ、山崎つる子、松田豊、堀尾貞治、前川強、吉田稔郎、正延正俊、吉原通雄(治良の次男)、船井裕などがいます。
作品買取の流れ
具体美術作品の買取は作品の写真を撮影してLINEやメールフォームでお送りいただくと買取までがスムーズです。

お品物の撮影
(ア)額・ケースも含めた作品全体、 (イ)サインのアップ、 (ウ)額の裏、 (エ)箱があれば箱の写真を撮影してください。


画像査定
お送りいただいた画像を専門の目利きが拝見して、大体の査定額をお伝えいたします。
- お品物によって画像での査定が難しい場合は、実物を拝見してから査定となります。
- 大体の査定額をお伝えした場合でも、実物を拝見してから最終的な金額をご提示させていただきます。
- ご自宅にお伺いした場合も、出張料・査定料は一切いただいておりません。

※画像の送信が難しい場合はお気軽にお電話でご相談ください。
買取実績
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よくあるご質問
ホームページに記載のない作家の作品ですが、買取できますか?
買取しています。ホームページにはお問合せが多い作家を掲載しています。記載がない作家作品も多く買取していますので、お気軽にご相談ください。
サインが読めません。作家の名前がわからなくても査定は可能ですか?
大丈夫です。LINEやメールで作品の画像をお送りください。作品全体の画像、サインのアップ、額の裏や箱にシールなどが貼られていればその部分、を撮影してください。できる限りお調べし、査定いたします。
作品の状態が悪いのですが、査定してもらえますか?
もちろん、査定いたします。保管環境や飾っていた場所によって、さまざまな損傷が考えられます。絵画なら絵具のヒビ割れや剥がれ、版画なら紙にシミや変色がみられたり、と作品の支持体の違いで状態も変化します。専門の目利きが作品の状態を総合的に判断し査定いたしますのでご安心ください。
作品1点でも査定してもらえますか?
もちろん、1点でも査定いたします。少量の場合、オンライン画像査定が好評です。LINEお友達登録、またはメールフォームから画像を送信するだけで、簡易査定がお試しいただけます。もちろん、目利きが拝見しますのでご安心ください。定期開催している持込鑑定会もご案内しております。
具体美術の作品の他にも、陶器や食器が大量にあります。一緒に買取りは可能ですか?
可能です。実家整理などで売却されるお品物のほとんどが買取対象です。個別に業者を依頼する必要がなく、より多くの品物のお買取りが可能です。お気軽にお問い合わせください。
額が壊れた作品も買取対象ですか?
買取対象です。額が破損していても、作品自体をしっかり評価査定いたします。過去にケース割れのある作品も買取らせていただいた実績がございます。
あきらめずに、先ずはご相談ください。
具体美術の再評価と作品の価値
具体美術の活動は1972年の吉原治良の他界と共に約18年で終わったが、1980年代以降、特に2000年代に入ってから、世界で再評価の動きが高まっています。
日本では2012年に国立新美術館が開館5周年記念企画展として「『具体』―日本の前衛18年の軌跡―」を開催、また、2013年にはニューヨークのグッゲンハイム美術館で「具体:素晴らしい遊び場」展が開催され、大きな反響を呼びました。
日本で始まった具体美術の運動、その概念や手法は、世界の現代アートの各分野に先駆的な多くの影響をもたらしたものであり、作品は現在も高く評価されています。
古美術永澤は具体美術作品についても目利きとしての高い専門性と市場とのパイプを活かして高額での買取を行っています。
具体美術作家のオークションでの落札額
※当社の落札実績とは異なります
| 白髪一雄 | 88,000,000円 | 吉原治良 | 68,000,000円 | 元永定正 | 9,700,000円 | 松谷武判 | 8,500,000円 | 田中敦子 | 7,500,000円 | 鷲見康夫 | 5,000,000円 | 上前智祐 | 3,000,000円 | 向井修二 | 3,000,000円 | 名坂有子 | 2,200,000円 | 嶋本昭三 | 1,900,000円 | 山崎つる子 | 1,750,000円 | 前川強 | 1,100,000円 |




