空き家になった実家の処分にあたっては、荷物をすべて出して空にしなければならず遺品や家財道具の処分など実家整理をしなければなりません。本コラムでは、実家整理で価値がありそうな遺品が出てきた時の得する対処方法について解説します。
目次
空き家となった実家の処分を考える人が増えている
「実家を処分したい」――実家じまいを考える人が増えています。核家族化が進み、子世帯は仕事に便利な都市部に独立して家を構え、子どもが誰も実家に戻らないというケースが多くなっているためです。親が施設に入ったり亡くなったりしたことを契機に処分の問題に直面します。現在国内には住宅総数の13.8%、約7軒に1軒に当たる約900万戸の空き家が存在していますが、その中には「住み手がいなくなった実家」が多数含まれています。 ※2023年10月時点 総務省調べ
想像以上に大変な遺品や家財道具の処分
実家を空き家のままにすると不法侵入や放火、庭木の繁茂による近隣への迷惑など心配事が増えます。誰もいなくても電気やガス、水道の基本料金の支払いは続き固定資産税の負担もあります。そして、売却や賃貸、更地にして土地を売却するといった対策を講じることになりますが、いずれにしてもまず必要になるのが家具や衣類、骨董品や美術品といった遺品や家財道具の整理。ところがこれがなかなか進みません。その理由は、量の多さと時間の不足です。
時間に追われて整理業者に丸投げする人も多い
親世代は捨てるのが苦手です。しかも実家には先祖代々受け継いでいるものもあります。子世代が早めに手を付け、親に確認しながら少しずつ仕分けをして引き取り手も見つけておくと良いのですが、親が元気な間はなかなか手が付けられません。しかしいよいよ実家の処分を考える段になると「いつまでに明け渡す」という期限に追われ、慌てて整理業者を呼んで「とにかく持って行って」と依頼することが多くなってしまいます。
骨董品・美術品などが出てきたら、まず専門店に相談
たしかに整理業者や不要品処分業者は物の搬出・処分、清掃まで一括してやってくれる便利な存在です。比較的新しい家電製品などは買い取ってくれる場合もあります。しかしこうした業者に骨董品や美術品の鑑定眼はありません。そのため、価値ある品も適正に査定されることなく、ゴミ同然の扱いを受けてしまう心配があります。掛け軸や絵画、茶道具などが少しでもあれば、骨董品・美術品に精通した買取専門店に相談することが得策です。
価値ある品の掘り出しから査定・買取までを現場で完結
骨董品・美術品の買取専門店では、持ち前の鑑定眼を活かし価値のある品を掘り出して査定額を提示し、その場で買取してくれる業者もあります。古美術永澤では、必ず経験豊富な目利きと呼ばれる査定士が現場へ伺います。骨董品・美術品に限らず、古銭、勲章、時計、カメラなど、幅広いジャンルの品物を可能な限り一括査定し、納得いただければその場で現金にて買取します。
遺品の買取で実家整理費用の負担を軽くしましょう
実家整理を行う場合は、まず遺品の中で価値のありそうな骨董品・美術品の査定・買取を専門店へ依頼し、得られた費用で整理費用の負担を軽くしましょう。買取額が大きければ整理費用をカバーしてなお、手元に現金が残ることもあります。古美術永澤なら、買取と整理をまとめて相談できますので、スピーディーに後悔のない実家じまいをお手伝いします。とり急ぎ買取額を知りたいという方は、事前にLINE査定をご利用ください。スマホで品物を撮影しLINEでお送りいただければ、おおよその買取額をお知らせできますのでお気軽にご利用ください。
担当
骨董買取コラム編集室
骨董目利き修行者
将来、古美術商になるため古美術永澤で修行中。愛読書は廣田不孤斎の歩いた道。