整理整頓やお片付けの時期といえば、お盆休みや年末年始をイメージされる方が多いのではないでしょうか。
実際、その時期は当社でもご相談いただく機会が増え、「まとまった休みのうちに一気に片付けよう」と計画されるのはごく自然なことです。
しかし、30年以上にわたり多くのお客様の整理整頓に携わってきた経験から申し上げますと、実はゴールデンウィークこそが最も片付けに適した時期だと考えています。
品物を整理し、必要なものとそうでないものを見極める作業には、思いのほか気力と体力を使います。本コラムが、少しでも無理のないお片付けのきっかけになれば幸いです。
目次
理由①:暑すぎず寒すぎない、片付けに最適な気温
下記の表は、全国5都市における2020年〜2025年のゴールデンウィーク期間(4月29日〜5月5日)の平均気温をまとめたものです。
| 年 | 東京 | 大阪 | 名古屋 | 福岡 | 札幌 |
| 2020 | 24.9℃ | 25.5℃ | 26.6℃ | 24.5℃ | 19.3℃ |
| 2021 | 22.9℃ | 21.0℃ | 21.0℃ | 21.6℃ | 12.1℃ |
| 2022 | 20.4℃ | 21.8℃ | 21.7℃ | 21.3℃ | 14.4℃ |
| 2023 | 23.9℃ | 23.2℃ | 24.0℃ | 23.2℃ | 20.3℃ |
| 2024 | 24.8℃ | 24.0℃ | 24.0℃ | 22.8℃ | 18.3℃ |
| 2025 | 23.1℃ | 22.9℃ | 22.8℃ | 22.8℃ | 15.0℃ |
*気象庁HP「過去の気象データ検索」より作成https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/index.php
近年は夏日(最高気温が25℃以上)となる日も見られますが、全体としては半袖から薄手の長袖で快適に過ごせる日が多く、身体への負担を抑えながら作業を進めやすい気候です。片付けは意外と体力を使う作業ですが、この時期であれば無理なく取り組むことができます。
一方で、お盆休み(8月中旬)は全国的に猛暑日(35℃以上)となることが増え、地域に
よっては40℃近くまで気温が上がることも珍しくありません。湿度も高く、熱中症のリスクがあるため、長時間の作業は難しくなりがちです。
また、年末年始は寒さや降雪の影響により、片付けどころではなくなる地域もあります。
その点、ゴールデンウィークは全国的に見ても気候が安定しており、「暑すぎず寒すぎない」バランスの取れた時期です。まさに片付けに適した絶好の機会といえるでしょう。

理由②:虫干しと片付けが一度にできる貴重な時期
掛け軸をはじめとした美術品や着物をお持ちの方は、年に数回、虫干しをされる機会があるかと思います。一般的には梅雨明けや秋口など、湿気の少ない時期の午前中に行うのがよいとされていますが、近年は異常気象の影響もあり、気候の安定したゴールデンウィークに行うのも非常に有効です。
この時期はスギ花粉や黄砂の影響も落ち着いており、風通しのよい日陰で干すことで、大切なお品物を良い状態で保つことができます。掛け軸の場合は、本体だけでなく、収納箱や包み紙も併せて虫干しすることで、湿気対策としてより効果的です。
また、虫干しのタイミングは単なるお手入れにとどまらず、品物と向き合う良い機会でもあります。実際に手に取り、状態を確認する中で、「これからも大切にしていきたいもの」と「手放してもよいもの」とを見極めることができます。あらかじめ整理の方針を定めてから虫干しを行うことで、無駄な出し入れを減らすことができ、作業もスムーズに進みます。
こうして品物を見直し、本当に残したいものと手放してもよいものを整理することで、空間だけでなく気持ちの面でもすっきりと整っていきます。

理由③:新生活の区切りで“整える”タイミング
今このコラムを読まれている皆様のなかには、新年度が始まり、生活環境や人間関係に変化があった方も多いのではないでしょうか。そうした新しい生活に一息つき、心に余裕が生まれ、身の回りを見直すことができるのがゴールデンウィークの時期です。
・子供が独立したので、今住んでいる家を片付けて、夫婦二人で過ごせるコンパクトな住居に引っ越すための準備を始めたい
・定年退職したので少しずつ終活を始めたい
このように、春過ぎ頃はご自身のライフステージの変化を理由にした整理整頓を計画される方から、ご相談をいただく機会が増える印象がございます。お片付けをしながら、気持ちも環境も切り替えて、新しい日々を快適に過ごしたいと考える方が全国的に多いのではないかと感じております。

お片付けで迷われた際は、古美術永澤へご相談ください
ゴールデンウィークのお片付けをおすすめしてまいりましたが、整理を進める中で「これは手放してもよいのだろうか」「価値があるものなのかわからない」と迷われるお品物も出てくるかと思います。
そのような際には、無理にご自身で判断される前に、一度専門家にご相談いただくことをおすすめいたします。ご自身では判断が難しいお品物も、専門の視点から拝見することで、新たな価値が見えてくることも少なくありません。
古美術永澤では、掛け軸や茶道具、着物、美術工芸品をはじめ、幅広いお品物の査定・買取を承っております。出張買取・宅配買取・画像査定など、お客様のご都合に合わせた方法でご利用いただけますので、ご自宅にいながら、お気軽にご相談いただけます。
当社はゴールデンウィーク期間中も通常通り営業しておりますので、お電話、インターネット、LINEでのお問合せにも迅速に対応いたします。
お片付けの中で気になるお品物がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
担当
お役立ちコラム編集室 MIYO
サイトコラム編集者
猫と藤田さんの作品が好き。お片付けや美術品を持つ方のお役に立てるコラムを定期更新中です。
