梁同書りょうどうしょ

梁同書（りょうどうしょ、1723年～1815年）、中国清代書道家。字は元颖、号山舟。浙江杭州出身。清代大学士・梁詩正の子。

1747年（乾隆十二年）の科挙に及第。
幼い頃から処方に触れ、12歳の頃には擘窠を書く。
書法は初め顔真卿、柳公権を学び、中年ごろから米芾を学ぶ。70歳以降は多くに通じ融合すると、自然と純粋な世界が開けた。
劉墉、翁方網、王文治とともに“清四大家”と讃えられ、また、梁巘、梁国治とならび“三梁”と称される。

楷書、行書、晩年に至っては蠅頭小楷をよくした。その書大字は厳粛な構造を持ち、小楷は秀逸である。
詩をよくし、書学・鑑賞にもくわしく、『頻羅庵論書』『弁香楼法帖』『頻羅庵法帖』などの著述がある。