楊能格の作品買取よう のうかく

楊能格は（1814年-没年不詳）清代（道光期）に進士出身、官僚としても活動しながら書法（書道）に優れた人物です。字（あざな）は簡侯、号は季良、自ら玉堂種竹生と称しました。
行書という体裁で筆の流動性・線の変化に富む点が見どころです。筆画の太細のメリハリ、字形の伸びやかさがあり、道光期という、書壇としては清中期にあたり、明末清初から続く文人書家の流れを継承する時期に活躍した「書法を能くする官僚書家」の典型的な作家でした。
中国の宜昌博物館にも作品が収蔵されています。