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旭玉山の買取
旭玉山の作品を高く評価しております。
もし作品がお手元にございましたらぜひご相談ください。
僧籍にあったが、少年時代から細工物に優れ、還俗して牙彫を志す。24歳のとき嵌入(はめ込み象牙)彫刻に転じた。
医師である松本良順や田口和美に人体骨格を学び、「髑髏」を精巧に作り出す。その作品を、明治10年第1回内国勧業博覧会で発表。最高賞である龍紋賞を受賞する。
1881年(明治14年)には石川光明や島村俊明らと彫刻競技会を結成。近代牙彫の礎を築いた。
日本美術協会にも参加。1895年(明治28年)と1903年(明治36年)の勧業博では審査官を勤めた。帝室技芸員。
また、東京美術学校の教授を勤め、後進の指導を行った。
年表
1843年 江戸に生まれる
1881年 彫刻競技会を結成
1895年 勧業博で審査官
1903年 勧業博で審査官
1923年 死去
旭玉山の代表作品
人体骨格置物
1877年(明治10年)の第1回内国勧業博覧会に出品され、最高賞である龍紋賞を受賞した作品です。医師である松本良順や田口和美に学んだ人体骨格の知識を活かし、精巧な骨格構造を象牙で表現しました。解剖学的に正確な表現と繊細な彫刻技術が高く評価され、旭玉山の名を広める契機となりました。
牙彫髑髏
1881年(明治14年)の第2回内国勧業博覧会に出品し、名誉賞牌を受賞した代表作です。現在は東京国立博物館に所蔵されています。人体骨格、特に頭蓋骨(髑髏)の細部までを緻密に彫り出した作品で、その解剖学的な正確さと精緻な技術によって旭玉山の名声を不動のものとしました。
官女置物
1900年(明治33年)にパリ万国博覧会に向けて制作を進めていましたが、完成が間に合わず、翌1901年(明治34年)の日本美術協会展に出品されました。現在は三の丸尚蔵館(宮内庁)に所蔵されています。精緻な十二単の表現が特徴で、明治牙彫の代表作のひとつと評価されている傑作です。
嵌入彫刻作品
24歳の頃から取り組んだ嵌入(はめこみ)彫刻技法を用いた作品群です。精巧な技術で象牙をはめ込む技法を駆使し、西洋的なモチーフと日本の伝統的な技術を融合させた特徴があります。この技法は後の近代牙彫の発展に大きな影響を与えました。
根付作品
明治初期以前に制作された根付作品群です。生物を題材とした精緻な根付を製作して生計を立てていた時期の作品で、後の象牙彫刻の基礎となる技術が見られます。特に髑髏の根付はその再現性から高い評価を受けました。
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