吉田稔郎の作品買取よしだ としお

吉田稔郎は具体美術協会で活躍した現代美術作家です。
絵筆を使わない作品作りを特徴とし、初期には板に穴を開けた作品や板に焦げ目をつけた作品を制作。1960年代にはスポンジを使った作品から泡を使った作品へと展開し、1970年「具体美術まつり（万国博覧会）」のフィナーレでは大掛かりな作品を手掛けるなど、表現豊かで独創性に富んだ作品を生み出しました。従来の「描く」行為を解体し、穴・散水・泡・発泡体といったプロセスをそのまま芸術に転化した点が評価されています。


1928年
兵庫県神戸市で生まれる

1954年
具体美術協会（Gutai）の結成に参加

1955年
第1回具体美術展に出品

1956年
第2回具体美術展に出品

1957年
「舞台を使用する具体美術」展に出品

1965年
「新しい日本の絵画と彫刻展」に出品

1970年
日本万国博覧会 具体グループ展示・屋外展示「ガーデン・オン・ガーデン」に出品

1997年
逝去