村松万三郎むらまつ まんざぶろう

村松　万三郎（むらまつ まんざぶろう、1852年（嘉永5年）－1908年（明治41年）1月25日）は、明治時代に活躍した江戸出身の金工家である。日本で初めて指輪を製造し、普及に尽力した。また、日本金工協会幹事。
門は、彫金家の芳春斎寿景であり、学んだ後に独立して鎚金（ついきん）に移った。その後、金銀の時計や指輪をつくり、伸縮時計鎖などを発明するなどして、国内のみならず国外の博覧会でも入賞を重ねた。また、1891年（明治24年）にはプラチナ溶解に成功し、軍需用として使用された。明治41年1月25日に死去し、当時57歳であった。