作品の査定・評価について
冨木宗好の作品を高く評価しております。
もし作品がお手元にございましたらぜひご相談ください。
富木宗好は京都の金工家です。特に自在置物(※龍、昆虫などの動物を写実的に作り、身体各部が本物のように自由に動くよう作られた金属工芸品のこと)の制作技術を継承・発展させた職人として評価されています。幼少期に実父が早世し、京都の金工家 高瀬好山(たかせこうざん/1869–1934)に3歳で庇護・養育され、工房で育ちました。少年期から朴炭での研磨など下作業を日常的に担い、実地で技を身につけました。
明治末には高瀬好山工房の中核工人として自在置物の実制作を担っていました。
伊勢海老・昆虫・魚介・龍などの自在置物(可動を伴う写実的金工)に加え、花(金工作品「蘭」など)を主題にしたものも手がけ、写実性と可動機構、質感表現に長けました。
1983年10月、東京国立博物館特別展「日本の金工」で初めて本格的に自在置物が紹介されました。
冨木宗好の代表的な作品
- 伊勢海老
- 蝶
- 蜂
- 蘭





