二橋美衡にはし よしひら

二橋　美衡（にはし　よしひら、1896年-1977年）は明治から昭和時代に活躍した日本の彫金家。静岡県で生まれる。


幼少の頃から芸術家を目指しており、上京を決意する。上京後には東京美術大学へ入学。在学中には丸彫の人物・動物を得意とした彫金家である海野美盛に師事する。学科内でも優秀な成績を収め、造形力だけでなく芸術的な観点も高く評価された。その後は帝展で特選を連続で受け、文展では審査員を務めるなどの活躍を見せた。


戦時中は目立った活動は行っていなかったが、戦後は日展に出品し、参事、審査員、評議員などをやり遂げた。このような活躍を見せ、名声を高めた二橋　美衡は制作活動に没頭していたが、脳溢血によって志半ばでこの世を去ってしまった。



年表
1896年　静岡県で生まれる
1909年　上京し、海野美盛に師事
1921年　東京美術学校金工科に入学
1925年　東京美術学校金工科を卒業
1929年　帝展で特選
1941年　文展で審査員となる
1977年　逝去