作品の査定・評価について
磯田長秋の作品を高く評価しております。
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狩野派の芝永章に学んだ後、土佐派系の小堀鞆音に師事し、歴史画の技法を学びました。
1907年の第1回文展(文部省美術展覧会)では「楠正成」が入選。以後も文展・帝展で繰り返し受賞し、1915年には帝展の委員にも就任しました。
1922年(大正11年)に千葉県船橋町(現・船橋市)へ移住し、地域に根ざした創作と交流を展開。意富比神社(船橋大神宮)や旅館「玉川」へも作品を納めるなど、地元文化に貢献し、
さらに1928年(昭和3年)、明治神宮外苑・聖徳記念絵画館の壁画制作に参加し、「地方官会議臨御」など歴史的場面を描き献納しました。
長秋の日記(24冊)や作品資料は遺族から船橋市へ寄贈され、歴史研究と美術研究の貴重な資源となっています。
歴史的人物や戦場の緊張感を繊細かつ実直に描き出す、重厚な歴史画が特色です。
磯田長秋の代表的な作品
- 楠正成
- 住の江
- 明治神宮造営史