青江貞次あおえ さだつぐ

  • 刀工

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青江貞次 (あおえ さだつぐ) は、康次、恒次などとともに古青江を代表する刀工として知られ、後鳥羽院御番鍛冶にも召された刀工である。

貞次の作といわれる、大脇差『にっかり青江』は、元来元は2尺5寸の太刀だったが、後に2尺へと磨りあげられている。名称の由来は、にっかり笑う女の幽霊を切り捨てて、翌朝確認をしたら石塔が真っ二つになっていたという伝説による。柴田勝家に所有が移り、後丹羽長秀が所持した際に、茎に「羽柴五郎左衛門尉長~」銘を入れた。豊臣家に献上され、秀頼京極忠高に下賜され、以来から讃岐丸亀藩京極家の伝来品となる。
狂歌にある、「京極にすぎたるものが三つある にっかり茶壺に多賀越中」の「にっかり」とはこの刀を指す。

青江は備中鍛冶の一派で、備中国 (岡山県西部)の倉敷付近を拠点に活動した刀工であり、備前の隣国にあたる。青江鍛冶は、平安時代末期から南北朝時代に至るまで作品が残っているが、室町時代以後は絶えている。青江の刀工は年代から古青江 (こあおえ) 、中青江 (ちゅうあおえ) 、末青江 (すえあおえ) の3つに分けられる。このうち鎌倉中期頃までのものを古青江、南北朝時代の延文年間 (1356 - 1360年) を中心とした時期を末青江といい、これら2つはその特色がはっきりしている。その中間に位置するものを中青江と呼称している。

青江貞次の代表的な作品

  • 名物刀大青江
  • にっかり青江

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