作品の査定・評価について
吉田美統の作品を高く評価しております。
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吉田美統(よしだ みのり 1932年-)は、現代九谷焼を代表する陶芸家のひとりです。石川県小松市出身で、伝統的な九谷焼の技法を継承しながらも、金彩や色絵を大胆かつ洗練された感性で表現し、独自の美を確立しました。特に、金箔を幾重にも焼き重ねて立体感と奥行きを生み出す「截金(きりかね)」や「金襴手(きんらんで)」の技法で知られ、華やかさの中に静謐な品格を感じさせます。吉田美統の作品は、伝統と革新を融合させた現代九谷焼の到達点として高く評価され、国内外の展覧会でも多数受賞されています。2001年に人間国宝に認定され、文化勲章受章者としても、日本の陶芸美を世界に伝える重要な存在です。1932年
石川県小松市に陶芸の家業(三代「錦山窯」)として生まれる。
1951年
錦山窯を継承し、九谷焼をはじめる。
1963年
「九谷焼新作展」にて石川県知事賞を受賞。
1974年
第21回「日本伝統工芸展」に初入選。
1984年
「中日国際陶芸展」にて奨励賞、「日本伝統工芸展」にて同じく奨励賞を受賞。
1992年
日本伝統工芸展にて「高松宮記念賞」を受賞。
1995年
「日本陶磁協会賞」を受賞。
2001年
紫綬褒章を授章。
同年、人間国宝・重要無形文化財「釉裏金彩(ゆうりきんさい)」技法の保持者に認定。
2004年
小松市文化賞を受賞。
2006年
旭日小綬章を授章。
吉田美統の代表的な作品
- 釉裏金彩花文飾壺
- 釉裏金彩牡丹文壺
- 釉裏金彩花文鉢
- 「釉裏金彩飾筥」シリーズ




