島岡達三の作品買取しまおか たつぞう

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    島岡 達三(しまおか たつぞう、1919年(大正8)10月27日 - 2007年12月11日)は陶芸家。東京出身。父は、組紐師島岡米吉。師は、浜田庄司。


    1919年(大正8)東京愛宕の組紐師島岡米吉の長男に生まれる。
    1938年(昭和13)旧制府立高校三年生の時、日本民藝館を訪れ河井寛次郎や濱田庄司の作品に感動。民藝の美を知り、陶芸家への道を決意する。
    1939年(昭和13)20歳、東京工業大学窯業学科に入学。翌年夏、益子に濱田庄司を訪れ一夏滞在。卒業後の入門を許されるが、太平洋戦争となり1942年赤羽工兵隊に入営、翌年ビルマへ出征。その際も作陶への想いは強く、金継の美しい志野茶碗を携行しています。
    1946年(昭和21)27歳、6月に復員。その後すぐに濱田庄司門下となる。濱田の薫陶と民藝思想を受け継いだ達三は、同じ益子の土を用いながらも自らの作風を確立すべく試行錯誤を続ける。
    1950年(昭和25)31歳、栃木県窯業指導所に勤務。白崎俊次の古代土器標本複製の仕事に協力するなどで知識を深め、やがて縄文土器からヒントを得た<縄文象嵌>文様によって独自の装飾を生み出す。李朝の三島手を想起させる技法は、生乾きの生地に組紐を転がして縄文のくぼみをつけ、そこにに白土を象嵌(埋め込む)したものである。その完成には、父の作る絹の組紐が大きな鍵となった。
    1996年(平成8)重要無形文化財「民芸陶器(縄文象嵌)」保持者に認定。師に続き、益子を代表する陶芸家の一人となる。

    東京工業大学博物館には、「中澤コレクション」と呼ばれる110点の作品群が収蔵されている。
    それらはすべて、島岡達三の同級生で戦前からの親友である中澤三知彦氏によって寄贈された品である。



    略歴

    1938年(昭和13) 府立高等学校 (旧制)在学中に日本民藝館を訪れ、民芸の美に目ざめる。
    1941年(昭和16) 東京工業大学窯業学科卒業。
    1954年(昭和29) 益子に築窯。
    1964年(昭和39) 日本民芸館賞受賞。
    1980年(昭和55) 栃木県文化功労章受章。
    1994年(平成6) 日本陶磁協会賞金賞受賞。
    1996年(平成8) 5月10日 民芸陶器(縄文象嵌)で国指定の重要無形文化財保持者(人間国宝)認定。
    1999年(平成11) 勲四等旭日小綬章受章。
    2007年(平成19) 12月11日没。享年88

    買取実績

    幅広く買取りいたします

    島岡達三の代表作品

    窯変象嵌縄文壺

    窯変と呼ばれる釉薬の自然な変化と縄文象嵌の技法を組み合わせた代表作品です。力強い縄文模様と窯の中での偶発的な美しさが調和した作品で、島岡の技術と感性が結実した傑作とされています。

    鐵砂釉象嵌草花文角平皿

    鉄分を含んだ釉薬と象嵌技法を組み合わせ、草花文様を施した角平皿です。縄文象嵌の技法を平面的な作品に応用し、実用性と芸術性を兼ね備えた民芸の理想を体現しています。

    地釉縄文象嵌壺

    地釉と呼ばれる独特の釉薬を使用し、縄文象嵌の技法で装飾された壺です。しっとりとした柔らかな艶と力強い縄文模様の対比が特徴で、島岡の代表的な作風を示しています。

    塩釉象嵌草花文徳利

    塩釉と象嵌技法を組み合わせた徳利作品です。焼成時に窯の中で食塩を投入することで生まれる独特の質感と、草花文様の繊細さが調和した実用的な美を追求しています。

    灰被縄文象嵌壺

    灰釉をかけた上に縄文象嵌を施した壺作品です。自然の灰から作られる釉薬の素朴な風合いと、緻密な縄文模様が融合し、民芸の思想と現代陶芸の技術が溶け合った作品として高く評価されています。

    その他の島岡達三の代表作リスト

    掛合釉象嵌縄文壷塩釉象嵌縄文扁壺象嵌赤絵夫婦湯呑縄文象嵌筒盌窯変象嵌縄文扁壺

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