作品の査定・評価について
 豊原国周(歌川国周)の作品を高く評価しております。
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 豊原国周(1829–1888、本名橋本周三郎)は江戸に生まれ、のちに歌川国周と号した浮世絵師です。初め豊原派に属して活動し、後に三代歌川豊国(歌川国貞)の門人となり歌川派を継承しました。幕末から明治にかけて活躍し、特に役者絵で人気を博しました。師匠の豊国の写実的な様式を受け継ぎつつ、鮮やかな色彩と華やかな画面構成で、当時の歌舞伎舞台を生き生きと描写しました。臨場感のある表現は観客に強い印象を与え、数千点に及ぶ多作で知られます。
さらに文明開化期の洋風建築や新しい風俗を取り込んだ錦絵も手がけ、江戸浮世絵から明治錦絵への橋渡しを担いました。
国周は「最後の大浮世絵師」の一人とされ、その作品はボストン美術館や大英博物館など世界各地に所蔵されています。
豊原国周(歌川国周)の代表的な作品
- 柴田勝家(五代目)尾上菊五郎
 - め組の喧嘩図
 - 芸妓と遊女図
 






