田崎広助たさき ひろすけ

田崎 広助（たさき ひろすけ、1898年9月1日 - 1984年1月28日）は、洋画家。坂本繁二郎、安井曾太郎に師事。

田崎広助／田崎廣助。本名は広次。父・作太郎と母・モトの長男として生まれる。
福岡師範学校に入学するが、画家を目指し大正9年に上京。
幼い頃から絵心があり、中学生時代には雅号を「田崎草雲」と名乗っていた。
号「広助（廣助）」は大正15年から名乗り始める。
日本各地の有名な山々を描き続けた田崎だが阿蘇を描いたことがそのきっかけとなった。
単純化された色面と骨太の線による画面作りが特徴。
少ない色数で作品に緊張感がありながらも素朴さも兼ね添え、対象は堂々として雄大な印象を受ける。

1898年　明治31年福岡県八女郡北山村（現・八女市立花町）に生まれる
1917年　福岡県師範学校（現福岡教育大学）第二部卒業
1926年　大正15年 ／ 昭和元年　二科展初入選　
1932年　渡仏1935年まで留学
1939年　一水会の創立に参加
1949年　日展審査員に就く
1958年　日展評議員、67年理事、78年顧問を歴任
1961年　日本芸術院賞受賞、67年日本芸術院会員
1968年　勲三等瑞宝章受章
1974年　ブラジル政府よりグラン・クルーズ章、コメンダドール・オフィシアール章受章
1975年　文化勲章受章、文化功労者
1984年　昭和59年歿。85歳。
1986年　没後2年、軽井沢に田崎美術館開館