作品の査定・評価について
絹谷幸二の作品を高く評価しております。
もし作品がお手元にございましたらぜひご相談ください。
純然とした空の青を背景に、限定された形の中に明るく躍動的な色彩で描かれた人物などが特徴とされる。アフレスコという壁画技法の国内第一人者でもある。交友関係も幅広く、保守政治家との交友もある。
奈良県奈良市元林院町に生まれる。奈良県立奈良高等学校、東京芸術大学美術学部油絵専攻卒業(1966年小磯良平教室)。
卒業制作で大橋賞受賞。
小学校一年生の頃から油絵を習い始める。芸大卒業後、1971年にイタリアへ留学、ヴェネツィアでアフレスコ古典画の技法を研究する。
1974年安井賞展安井賞受賞。その後メキシコ留学などを経て、1993年東京芸術大学教授に就任、後進を育てる。また、NHKの日曜美術館によく出演する。
アフレスコ絵画技法の地方公演なども行っている。2000年に芸術院会員となる。新作個展は様々な全国有名百貨店にて開催されている。
2008年に35歳以下の若手芸術家を顕彰する絹谷幸二賞を毎日新聞社主催にて創設。
2010年に東京芸術大学名誉教授に就任。
買取実績
幅広く買取りいたします
絹谷幸二の代表作品
アンセルモ氏の肖像
1974年に第17回安井賞展に出品し、安井賞を受賞した作品です。ヴェネツィア留学時に制作され、「鮮烈な光が乱反射するヴェネツイアに留学すると、胸の奥のこだわりをぬぐうように、一転して色彩が華やかにさんざめく『アンセルモ氏の肖像』を描きました」と絹谷自身が述べているように、留学経験による色彩観の変化を示す重要な作品です。華やかな色彩の中にも「無常」を感じさせる奥深さがあります。
ダリア・ガナッシィーニの肖像
1975年に制作されたアフレスコ・ストラッポ技法による作品で、サイズは181.8×259.1cm、新潟市美術館に所蔵されています。アフレスコ・ストラッポとは、壁に描いた絵を剥がして移す特殊な技法で、絹谷幸二の技術の高さを示す作品です。イタリア留学時代に培われた技術と感性が融合した代表作のひとつです。
アンジェラと蒼い空II
1976年に制作された作品で、漆喰、顔料・キャンバス・額という技法で描かれ、サイズは194.5×259.5cmです。1977年に昭和51年度文化庁買い上げ優秀美術作品に選ばれました。青を基調とした色彩構成と女性像の融合が印象的な作品です。
銀嶺の女神(長野冬季オリンピック公式ポスター原画)
1997年に長野冬季オリンピックの公式ポスター原画として制作され、顔彩で描かれた作品です。サイズは91.0×72.8cmです。「槍ヶ岳をバックに銀嶺の女神を描きました。スポーツの祭典、オリンピックは同時に芸術の祭典であるとクーベルタン男爵は言っております。蒼天のもと生命の輝きを女神に託しました」と絹谷が述べているように、公式ポスター第5号として「A Vous La Victoire 勝利をあなたに」というタイトルで使用されました。
アラベスク
東京都渋谷区の国立総合児童センター こどもの城に設置された壁画作品です。絹谷幸二天空美術館では「大迫力で人気の」作品として知られています。子どもたちの創造性を刺激する色彩豊かな壁画で、絹谷のパブリックアートとしての側面を示す重要な作品です。
その他の絹谷幸二の代表作リスト
リンダと2つのピラミッド | りんごのある風景 | トルソーの涙 Ⅱ | LA MELA XVIII りんご回り舞台 |
回り舞台 | ナイルの少年 | 月に想う | 光ふる時 |
時の天使 | 涙するカトリーヌ | 蒼の間隙 | 蒼天富獄双龍飛翔 |
薔薇薫る | ベネチアに昇る太陽 | あやなすまち一宮、ひとひともよう | 日月万丈富嶽 |
愛するもの達へ | VINNTO PERTE | 光ふる街奈良 | 朝陽富嶽玉取り龍不二法門 |