清朝時代 襟 雲肩

清朝時代 襟 雲肩
中国美術 2026.02.01

清朝時代の、中国語で「雲肩(ユンジェン)」とも呼ばれる取り外し可能な襟をお譲りいただきました。

 

雲肩は、肩から胸・背中にかけて掛ける装飾用の肩飾りです。首元から被る、または紐で留め、礼装・祝儀用に用いる衣装の上に重ねて使う「格式を上げるパーツ」でした。

 

雲肩は誰でも使えたわけではありません。

色・文様・金糸量で「身分・年齢・場面」が厳しく区別され、宮廷用は特に左右対称・構成厳密なのが特徴です。

 

本品は絹(シルク)の布地に絹糸で手刺繍されており、非常に熟練した技術と時間を要する作品です。縁には毛皮(ファー)があしらわれています。描かれている文様は、龍や金魚(鯉)などの動物のモチーフが豪華な刺繍で描かれています。これらのモチーフは中国文化において縁起が良いとされ、幸福、長寿、繁栄、幸運などを象徴しています。

 

現在では、漢服ブームにより、現代的な服と組み合わせたり、結婚式のドレスの装飾として再注目されています。

 

 

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