歌川国貞(三代目歌川豊国)/喜斎立祥(二代目歌川広重)「江戸自慢三十六興 猿若街顔見せ」

歌川国貞(三代目歌川豊国)/喜斎立祥(二代目歌川広重)「江戸自慢三十六興 猿若街顔見せ」

歌川国貞(三代 歌川豊国)と二代 歌川広重による浮世絵「江戸自慢三十六興 猿若街顔見せ(さるわかまちかおみせ)」です。

 

「江戸自慢三十六興(えどじまんさんじゅうろっきょう)」は、元治元年(1864年)頃に刊行された連作で、三代 歌川豊国(人物)と二代 歌川広重(風景)が合作し、四季折々の江戸の風情や風俗、な名所や年中行事、名物を鮮やかに描いた全36図のシリーズです。

 

本図は描かれている猿若町(現在の台東区浅草6丁目付近)は、天保の改革によって江戸三座(中村座・市村座・守田座)が集められた江戸末期の芝居町です。

江戸時代の歌舞伎役者が、「座」(芝居の興行主)と雇用契約を結ぶ期間は1年で、毎年10月に契約が終了すると、座元たちは次の1年の役者の顔ぶれを合議によって決めました。11月1日には新規の出演者たちをそろえてお披露目興行を行いました。江戸の芝居小屋では、この11月1日の興行を、「顔見世」(かおみせ)とよび、芝居の世界では正月に当たる大事な興行でした。

本図は顔見世興行中の芝居茶屋の二階の光景になります。

 

 

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