歌川国貞(三代目歌川豊国)/喜斎立祥(二代目歌川広重)「江戸自慢三十六興 東叡山 花ざかり」

歌川国貞(三代目歌川豊国)/喜斎立祥(二代目歌川広重)「江戸自慢三十六興 東叡山 花ざかり」

歌川国貞(三代 歌川豊国)と二代 歌川広重による浮世絵「江戸自慢三十六興 東叡山 花ざかり(とうえいざん はなざかり)」です。

 

「江戸自慢三十六興(えどじまんさんじゅうろっきょう)」は、元治元年(1864年)頃に刊行された連作で、三代 歌川豊国(人物)と二代 歌川広重(風景)が合作し、四季折々の江戸の風情や風俗、な名所や年中行事、名物を鮮やかに描いた全36図のシリーズです。

 

江戸時代きっての桜の名所であった上野・寛永寺は京都の鬼門を護る比叡山延暦寺に倣い、東の比叡山ということで、「東叡山」という山号を持っています。本図は東叡山寛永寺の境内で、満開の桜の下、毛氈(もうせん)を敷いて花見を楽しむ女性たちが描かれています。背景には寛永寺の建物や、花見弁当の重箱、お酒を運ぶための樽なども見えます。東叡山の花見は、種々の桜が植えられており、それが順々に咲いて、旧暦3月末まで花が絶えることがなかったそうです。また、寛永寺境内での花見なので、鳴り物はご法度、暮六つ(現在の18時ごろ)には下山させられるなど規制がきびしかったといわれています。

 

 

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