
堂本印象 (どうもと いんしょう) 風景画 掛け軸
この度、お客様よりお持ち込みいただいたのは、日本画家・堂本印象(どうもと いんしょう、1891-1975)の肉筆による貴重な掛け軸です。
印象は京都画壇を代表する日本画家であり、その作風は初期の花鳥画や風景画、仏画、そして晩年の抽象画へと、生涯にわたって大きく変遷しました。 今回お譲りいただいたのは、力強い筆致が印象的な風景画の作品です。
この作品では、冬の里山の情景が描かれています。雪に覆われた木々と、その根元に立つ小さな庵。厳しい寒さの中、身をかがめて作業をする人物の姿が、墨の濃淡の中に描かれています。そして、モノクロームではなく、青や茶色、黄土色といった淡い彩色が施されているのがこの作品の大きな特徴です。写実的な描写と、大胆な筆遣いによる抽象的な表現が、繊細な色彩とともに融合した一幅です。
堂本印象の作品は、国内外で高い評価を得ており、特に肉筆の作品は市場でも人気です。
「これは本物かどうかわからない」「価値があるかどうかわからない」といったお品物でも、どうぞお気軽にご相談ください。古美術永澤では、経験豊富な専門の査定士が、一点一点丁寧に拝見し、適正な価格を提示させていただきます。お客様の大切な骨董品、美術品を、次に繋げるお手伝いをさせていただければ幸いです。
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