
聖ラザロ騎士団の勲章(サッシュと胸章のセット)をお譲りいただきました。
聖ラザロ騎士団の起源は12世紀初頭の十字軍時代のエルサレムで、ハンセン病患者の救護を目的に設立された聖ラザロ病院修道会に由来します。十字軍諸国滅亡後、ヨーロッパに移転して騎士団として存続し、後にフランス王家ブルボン家の庇護を受け、「フランス王立・軍事・慈善聖ラザロ騎士団」として発展しました。現在も国際的な団体として存続しており、宗教的にはエキュメニカル(超教派)で、政治的には非政府組織です。公式には「Order of Saint Lazarus of Jerusalem」として、ヨーロッパ諸国を中心に活動しています。授与は主に慈善・文化・人道支援への功労を評価するものです。
こちらの勲章の等級はグランドクロス(大十字章)となっており、序列としては第2位となります。これは団の最高幹部層に近い階級です。
緑のサッシュ+胸章は、大十字章受章者の典型的な組み合わせで、格式あるものです。
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