大勲位蘭花大綬章

大勲位蘭花大綬章（だいくんい らんか だいじゅしょう）をお譲りいただきました。
大勲位蘭花大綬章は、旧満洲国において国家の最高勲章として制定されたもので、皇帝や国家元首クラスへの授与を想定して設計された、極めて希少な栄典です。蘭の花を象った意匠は、清らかさと高貴さを象徴しており、中央には真珠を配し、黄・緑・白の七宝細工によって立体的に構成されています。

満洲国時代に制作された勲章のなかでも、宝飾技法や造形意匠に優れたものとして知られ、当時の美術的感性や工芸技術を今に伝える資料的価値の高い品です。その制作背景を含め、歴史資料として丁重に拝見いたしました。

古美術永澤では、旧制度下の勲章や記章をはじめ、国内外の歴史的栄典品の査定・買取を幅広く承っております。

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