水晶玉と芝山象嵌の置物

水晶玉と芝山象嵌(しばやまぞうがん)の置物

水晶と芝山象嵌の置物

工芸品買取 2025.07.11

先日、お客様より素晴らしいお品物を二点、まとめてお譲りいただきましたのでご紹介いたします。一点は圧倒的な存在感を放つ大型の水晶玉、もう一点は精緻な細工が見事な芝山象嵌の象の置物です。

まずご紹介するのは、見事な大型水晶玉です。このサイズの水晶玉で、これほどまでに内包物が少なく、透明度が高いものは大変希少です。光を浴びては七色の輝きを放ち、見る角度によって表情を変える様は、まさに自然が織りなす芸術品と言えるでしょう。

水晶は古くから魔除けや浄化の力を持つとされ、世界各地で珍重されてきました。また、風水においても非常に重要なアイテムであり、空間の気を整え、運気を高めるとされています。今回お譲りいただいた水晶玉は、その大きさゆえに、並々ならぬエネルギーを宿しているかのようです。お品物としてだけでなく、コレクションとしても価値の高い逸品です。

そしてもう一点は、芝山象嵌(しばやまぞうがん)の象の置物です。芝山象嵌とは、江戸時代後期に芝山仙蔵が考案したとされる日本の伝統工芸で、貝や珊瑚、象牙(現在は代替素材)といった様々な素材を彫り込み、漆器や木地の表面に埋め込むことで絵柄を表現する技法です。その特徴は、多種多様な素材の色合いや質感、光沢を巧みに利用し、まるで絵画のような立体感と色彩の豊かさを生み出す点にあります。

今回お譲りいただいた象の置物は、その胴体全体に色とりどりの花々や吉祥文様が精緻な芝山象嵌で施されており、息をのむほどの美しさです。特に、花びら一枚一枚の表現や、象の皮膚の質感までをも感じさせる立体感は、熟練の職人の手仕事なくしては生まれ得ないでしょう。日本の伝統的な美意識と卓越した技術が凝縮された、まさに工芸品の粋を集めた逸品と言えます。象の背中には、台座が設けられており、そこに水晶玉をセットすることができます。

今回お譲りいただいた水晶玉と芝山象嵌の象の置物は、それぞれが単体でも非常に価値のあるお品物ですが、お客様が長年大切にされてきたというお話をお伺いし、その深い愛着を感じることができました。私どもはお客様の想いを大切にし、次に大切にしてくださる方へと橋渡しできるよう、適正な価格で買取させていただきました。

ご自宅に眠っている古美術品や骨董品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にご相談ください。専門の査定士が一点一点丁寧に拝見し、その価値を最大限に評価させていただきます。お客様の大切なお品物を、次世代へと繋ぐお手伝いをさせていただければ幸いです。

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