菊花彫金 ダイヤモンド帯留

本日ご紹介するのは、先日買取させていただきました、素晴らしい帯留です。
この精緻な彫金で表現された菊花。中央にはダイヤモンドが嵌め込まれており、その輝きが花弁の陰影をより一層引き立てています。

帯留は、着物姿のアクセントとして古くから愛されてきました。その中でも、彫金で表現されたものは、職人の技術と美意識が凝縮された、まさに小さな芸術品と言えるでしょう。こちらの帯留も、一見するとシンプルな菊花ですが、花弁の一枚一枚に施された繊細な彫り込みが、見る角度によって様々な表情を見せています。

目を引くのは、その立体感です。花弁の重なりや、わずかに丸みを帯びた形状が、巧みに表現されており、全体に奥行きを与えています。これは、熟練の職人だからこそ成し得る技であり、帯留を身につけた際に、存在感を放つことでしょう。

そして、中央に輝くダイヤモンド。帯留にダイヤモンドが用いられることは珍しく、それだけでもこの作品が特別なものであることを物語っています。

このような美術的価値の高い帯留は、作家物や時代背景、素材などによって評価が大きく変わってきます。私ども古美術永澤では、古美術に精通した専門の査定士が、お客様の大切なお品を一点一点丁寧に拝見し、その真の価値を適正に評価いたします。
ご自宅に眠っている帯留や着物、その他古美術品などがございましたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。お客様の大切な思い出の品を、心を込めて査定させていただきます。

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