
新潟県燕市の名門・玉川堂による銅製茶器揃をお譲りいただきました。玉川堂は江戸時代後期の1816年(文化13年)創業以来、二百年以上にわたり「鎚起(ついき)銅器」の伝統を受け継ぐ老舗であり、一枚の銅板を金槌で打ち起こして成形する高度な技法で知られています。鎚目の残る表情豊かな肌合いと、独自の煎色着色によって生み出される深みのある色彩は、実用品でありながら美術工芸品としての品格を併せ持ちます。本作も急須、茶筒、建水、茶托が揃った一式で、端正な造形と上品な光沢が印象的です。茶席を格調高く演出する逸品として、国内外で高い評価を受ける玉川堂らしい魅力が凝縮されています。古美術永澤ではこのような伝統工芸の茶器や金工品を積極的に買取しております。
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