
鶴岡鉦次郎 作 錫製 ちろり
金工作家・鶴岡鉦次郎(つるおか しょうじろう)氏による「錫製 ちろり」をお譲りいただきました。
同氏は1936年生まれ、東京芸術大学彫金科を卒業後、同大鍛金科の副手を務めるなど金属工芸の分野で制作を続けてきた作家です。クラフト展での受賞や通産大臣賞の選出をはじめ、生活に根ざしたクラフトデザインを展開してきました。
今回の酒器「ちろり」は、表面に施された細やかな槌目模様と、持ち手に巻かれた蔓(籐)の組み合わせが特徴的な一品です。
日本における錫器の歴史は飛鳥時代に遡り、当初は宮中や神事で用いる器として扱われてきました。錫は酒の雑味を抑えて味をまろやかにすると言われ、江戸時代以降は日本酒を温める「ちろり」や各種酒器として広く親しまれてきた背景があります。
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