
金銅仏とは、仏教の伝来とともに日本へ伝わった仏像で、日本の仏像の歴史のはじまりといえます。
銅製の仏像彫刻に鍍金を施し、飛鳥・奈良時代には金銅仏が主流を占め、法隆寺金堂の『釈迦三尊像』や『四十八体仏』のような小像や、東大寺大仏のような巨像も制作されました。平安時代には木彫が主となりますが、鎌倉時代には再び金銅仏が盛行し、その鋳造法も平安時代までは大陸から輸入のろう型法 (脱ろう鋳造法) によるものが多く見られましたが、鎌倉時代以降は木型や粘土の原型を使った金銅仏へと変化していきます。
この度の金銅仏は、右足先を左大腿部に乗せて足を組み、組み右手の中指を頬にあてて物思いにふける姿の、半跏思惟像です。半跏思惟像の姿はインドで生まれて、中国、朝鮮半島を経て、日本に伝わりました。中国での半跏思惟像は、おもに六朝時代に出家前の釈迦・悉達多(しっだるた)太子が思索する姿として作られたものが多く見られました。日本の半跏思惟像は、朝鮮半島、特に新羅の仏像の影響を受けて造られ、作品に記された銘や資料から多くは弥勒菩薩と考えられています。半跏思惟像は大変人気のある姿の一つで、京都・広隆寺や奈良・中宮寺などに安置されている仏像が有名です。
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