
チベット仏教 八供物女神の石仏像
このたび、チベット仏教における八供養女神像の一組をお譲りいただきました。
それぞれが花・香・燈・塗香・食・音楽・舞・合掌の八種供養を象徴し、仏に対する恭敬と浄化の行為を具現化した尊像です。
各女神は、左上から順に以下のような意味を持ちます。
第一に「香供女神(ドゥペー)」は香を手にし、心身を清める浄化の象徴。
次に「花供女神(プシュペー)」は花を捧げ、仏への敬意と功徳を示します。
三体目の「音楽供女神(ギーテー)」は楽器を奏で、法の響きを表現し、
四体目の「舞供女神(ニルッティエー)」は舞の所作を通じて歓喜と供養の動きを表します。
下段には「塗香供女神(ガンデー)」が香油壺を携え、
「食供女神(ナイヴェーディエー)」が器を掲げて施しの徳を表現します。
「燈供女神(アロケー)」は炎を象徴する器を持ち、智慧の光を供え、
最後に「合掌女神(プラナーミケー)」が静かに印を結び、心そのものを供養として仏に帰依します。
八供養女神は単なる装飾ではなく、仏教徒の心の修養そのものを表す象徴でもあります。
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