
水晶墨床
先日、お客様より、大変珍しい水晶製の墨床をお譲りいただきました。
墨床は硯で墨を擦った後に、墨を一時的に置くための道具で、書斎のさりげないアクセントとなります。通常は陶器や木、時には漆器などで作られることが多いのですが、透明な水晶で作られたものは珍しく、その希少価値は高いものです。
このお品は、透明度が高く、細部にまで研磨された滑らかな表面と、正確にカットされた八角形の形状が、職人の卓越した技術を物語っています。
添えられていた共箱には「水晶墨床」と墨書きされています。共箱は作品の一部であり、作品の来歴や価値を証明する重要な要素です。
この水晶製の墨床は、実用的な書道具でありながら、それ自体が美術品としての価値を確立しています。
古美術品は、単なる古いモノではなく、そこに込められた人々の想いや、時代を超えて受け継がれてきた美意識の結晶です。私たちはお品物一つひとつに丁寧に向き合い、その真の価値を見出すことを大切にしています。
お客様からお預かりする品々には、それぞれに物語があります。その物語に耳を傾け、大切なお品を次へと受け継いでいくことが、私たちの使命だと考えています。
ご自宅に眠っている骨董品や美術品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤の無料査定をご利用ください。お客様の大切な品々の価値を丁寧に査定し、納得のいくお取引をさせていただきます。
関連買取実績
-
2025.09.10
-
2025.09.04
-
2025.09.04
-
2025.08.28