
陶硯 (とうけん)
この度、お客様より、上質な陶硯(とうけん)をお譲りいただきました。深い藍色の釉薬が美しい、木箱に収められた逸品でした。
陶硯とは陶器で作られた硯で、その歴史的価値と実用性から古美術市場で注目される品目のひとつです。
陶硯の査定のポイントは、まず硯面の状態です。墨をする部分である硯面の平滑性や細かな凹凸の具合が、実用性に直結するため査定価値を大きく左右します。また、陶硯特有の釉薬の発色や質感も評価要素となります。
また、有名な陶芸家や歴史ある窯元で制作された陶硯は、その作家性や伝統技法により高い評価を受けます。銘や落款、共箱の有無は査定の重要な手がかりとなります。
保存状態も査定の重要な要素です。そして、陶硯の形状や意匠も評価ポイントのひとつです。伝統的な形状から創意工夫を凝らした独創的なデザインまで、その硯が持つ造形美や機能美が評価されます。
古美術永澤では、このような陶硯をはじめとする書道具全般の買取を積極的に行っております。経験豊富な査定士が、作品の歴史的背景や芸術的価値を総合的に判断し、適正な価格でお買取いたします。お手元に眠る書道具がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。丁寧な査定とお客様にご満足いただける取引を心がけております。
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