
ツァイス・イコン・コンテッサ35(Zeiss Ikon Contessa 35)
ドイツの名門カメラメーカー、ツァイス・イコン社が1950年代前半に製造したクラシックカメラ「コンテッサ35(Contessa 35)」です。名前の“コンテッサ”はイタリア語で「伯爵夫人」を意味し、その優雅な響きのとおり、上品で左右対称の美しいデザインが印象的なモデルです。
1950年から1955年にかけて製造されたこのカメラは、35mmフィルムを使用する高級コンパクト機として登場しました。折りたたみ式の鏡胴を持ち、収納時には非常にスリムになる構造で、携帯性と精密感を兼ね備えています。搭載レンズはカール・ツァイスの名玉「Tessar 45mm F2.8」。シャープな描写と滑らかな階調再現で、多くの写真家に愛されました。
また、当時としては先進的なセレン光式露出計と連動距離計を内蔵しており、撮影時の露出とピント合わせを一体化した画期的な機構を実現しています。全体の設計精度が高く、金属パーツの質感やメカニカルな操作感からも、ツァイス・イコンが誇るドイツ的クラフトマンシップが感じられます。
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