
昭和光学製の「Leotax(レオタックス) F」
昭和光学製の「Leotax(レオタックス) F」をお譲りいただきました。
Leotax F は昭和光学により1954〜1957年の間に製造されました。スペック的にはライカ IIIfとセルフタイマー以外、ほぼ同等です。外観の再現だけでなく、内部シャッター機構もライカに非常に近い仕上がり で、精度は当時の国産コピー機の中でも高く評価されていました。
戦前からドイツのカメラメーカーLeica(ライカ)が、世界のカメラ市場を席巻していました。1950年代第二次世界大戦でのドイツの敗戦に伴い、賠償の一環としてドイツ特許の一部が無効化されると、世界中で「コピーライカ」が製造されました。日本でも多くのカメラメーカーがライカを範とするコピー機の製造・販売に進出しており、中でも精機光学(現CANON)、光学精機社(後のニッカカメラ)、そして昭和光学精機のレオタックスは特に有名です。
「ライカに追いつけ、ライカを追い越せ」と多くの技術者が切磋琢磨した時代に生まれた歴史的背景を持つ機種で、現代でもコレクター人気があり需要のある1台です。
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