青井戸茶碗

青井戸茶碗

陶磁器買取 2024.10.15

朝鮮王朝時代に製作された青井戸茶碗をお譲りいただきました。

青井戸茶碗は、16~17世紀に朝鮮半島で焼成された井戸茶碗の一種で、日本の茶人たちに古くから珍重されてきました。

この茶碗の最大の特徴は、その独特な釉薬の色合いにあります。青井戸という名称の通り、一般的な井戸茶碗よりもやや青みがかった釉色を呈しており、光の当たり方によって微妙に表情を変える美しさが魅力です。。釉薬は厚めにかけられており、高台付近では薄くなって土見せの部分が現れ、これが日本の侘び寂びの美意識に通じる魅力となっています。

注目すべきはその造形の自然さです。轆轤(ろくろ)目が残り、口縁部の微妙な歪みが手作りの温かみを感じさせます。釉薬の発色も重要なポイントです。青井戸特有の青みがかった釉色が全体に均一にかかり、貫入(釉薬のひび)が適度に入っています。

この茶碗は、使用感はあるものの大きな欠けやひびもなく、良好な保存状態を保っています。青井戸茶碗の市場価値は、出来栄え、保存状態、来歴などによって大きく左右されます。希少性と美術的価値から相応の評価をいただきました。

朝鮮の青井戸茶碗は、16世紀の文禄・慶長の役(朝鮮出兵)の際に日本に渡来したものが多く、その後の日本茶道文化の発展に大きな影響を与えました。千利休をはじめとする茶人たちがこれらの茶碗を高く評価し、侘茶の美意識形成に重要な役割を果たしたのです。

古美術永澤では、このような歴史的価値の高い朝鮮陶磁器の買取を積極的に行っております。専門の査定士が丁寧に拝見し、適正な価格でお買取りいたします。お手持ちの古陶磁器の価値にご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

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