マイセンフィギュリン

今回、お客様よりお譲りいただきましたのは、愛らしい子どもの胸像フィギュリンです。このフィギュリンは、愛らしい子どもの胸像です。マイセン磁器の持つ上質な輝きと繊細な造形と美しい色彩、熟練の職人技が光る逸品です。

ふっくらとした頬に少し開いた唇、そして吸い込まれるような青い瞳は、生命感に満ちています。淡いクリーム色の帽子には、小さな蝶があしらわれ、首元には可愛らしいピンクのリボンが結ばれており、そのドレープの表現も見事です。

台座部分は白磁に金彩とピンクの文様が施され、フィギュリン全体の可憐な雰囲気を一層引き立てています。このような細部にわたるこだわりこそ、マイセンが「白い金」と称される所以であり、世界中のコレクターを魅了し続ける理由と言えます。

マイセン磁器は、18世紀初頭にヨーロッパで初めて硬質磁器の製造に成功したドイツの名窯です。その歴史は300年以上に及び、一貫して最高品質の磁器を世に送り出してきました。特にフィギュリンは、その芸術性の高さから、初期の作品から現代に至るまで高い評価を受けています。

今回のフィギュリンは、保存状態も良好で、永い時を経ても色褪せることのないマイセンの美しさを今に伝えております。

古美術永澤では、マイセンをはじめとする西洋アンティーク磁器の買取に力を入れております。専門知識を持った査定士が一点一点丁寧に拝見し、お客様の大切なお品物の真の価値を見極め、ご納得いただける価格をご提示させていただきます。

ご自宅に眠っているマイセンやその他の西洋陶磁器、あるいは価値が分からず処分に困っている骨董品などがございましたら、ぜひ一度古美術永澤にご相談ください。経験豊富なスタッフが、お客様のお品物に秘められた物語を大切にし、次世代へと繋ぐお手伝いをさせていただきます。

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