
大田垣蓮月(おおたがき れんげつ)の茶碗
先日、貴重な古美術品をお譲りいただきましたので、ご紹介させていただきます。今回ご紹介するのは、幕末から明治にかけて活躍した尼僧歌人、大田垣蓮月(おおたがき れんげつ)が手掛けた茶碗です。
大田垣蓮月尼は、江戸時代後期から明治時代初期にかけて京都で活躍した女性です。和歌を詠むことに長け、その歌は「蓮月焼」と呼ばれる陶器に自ら絵付けしたり、文字を刻んだりすることで、芸術作品として昇華させました。彼女の作品は、その人間性や哲学が反映された、温かく、慈愛に満ちたものとして、今も多くの人々に愛されています。
今回の茶碗は、蓮月尼らしい素朴ながらも味わい深い趣きを持っています。柔らかな土味と、手びねりならではの温かみのある造形が特徴的です。表面には蓮月尼が自ら記したと思われる和歌が彫られています。
大田垣蓮月の作品は、近年、国内外のコレクターから評価を受けています。彼女の作品は、使う人の心を和ませ、静かな時間をもたらしてくれます。
この度は、貴重な大田垣蓮月の茶碗をお譲りいただき、誠にありがとうございました。私たちは、お客様の大切な古美術品を、その価値を正しく評価し、次世代へと繋ぐお手伝いをさせていただきます。
もしご自宅に眠っている古美術品や骨董品がございましたら、ぜひ一度、私ども古美術永澤にご相談ください。一点一点丁寧に拝見させていただき、お客様にご納得いただける買取価格をご提示させていただきます。
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