
今回お買取りしたのは、愛媛県四国中央市に伝わる伝統陶器「二六焼」の白釉茶器です。二六焼は1887年、初代佐々木二六(1857年-1935年)が村松村(現・四国中央市村松町)で開窯し、ろくろを使わず竹べら一本で成形する独自技法を確立しました。三代目佐々木二六(1917年-2005年)は初代・二代のもとで修業し、1940年に襲名。写実的な動植物表現や釉薬研究に力を注ぎました。本品は白釉に美しい貫入が特徴の上質な茶器セット。素朴ながらも気品漂う佇まいが魅力です。古美術永澤では、このような歴史と作家の息吹を感じられる作品も丁寧に査定し、適正価格でお買取りしております。
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