マイセン 小容器

この度、お客様より、素晴らしいマイセンの小容器をお譲りいただきました。このお品は、一見すると日本の陶磁器のような風合いを持ちながら、その底にはヨーロッパ磁器の最高峰、マイセンのシンボルが刻まれていました。

全体に施された青い染付に、赤、オレンジ、緑といった色絵を重ねる技法は、日本の名窯にも見られるものです。しかし、手に取ってみると、その透き通るような白磁と、釉薬の下から透けて見える繊細な筆遣いは、マイセン特有のものです。

通常、マイセンの作品には、青い双剣のマークが描かれていますが、今回のお品にも、そのマークが確認できました。

今回、査定するにあたり、以下の点を特に重視しました。

マイセンの真正性、デザインの希少性、作品の状態、これらの要素を総合的に判断し、お客様にご納得いただける金額で買取させていただきました。

古美術品には、作品そのものの美しさだけでなく、その裏側にある歴史や文化、人々の想いが詰まっています。今回、お客様の大切なコレクションを拝見し、改めてその奥深さを感じさせていただきました。ご自宅に眠っている骨董品や美術品がございましたら、ぜひ一度、古美術永澤にお気軽にご相談ください。その作品の価値と物語を、丁寧に読み解かせていただきます。

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