
ノリタケ 薔薇 絵皿
先日、お客様から、ノリタケの美しい絵皿をお譲りいただきました。
今回のお品は、白い素地の上に可憐な薔薇のブーケが手描きで描かれた、品のある一枚です。ノリタケといえば、日本を代表する陶磁器メーカーであり、その歴史は明治時代にまで遡ります。西洋の技術を取り入れつつ、日本の美意識と融合させた独自の様式は、国内外で高く評価されてきました。
この絵皿の最大の魅力は、なんといってもその絵付けの美しさです。 一輪一輪、花びらの重なりや陰影まで丁寧に描かれ、薔薇がそこにあるかのような立体感を生み出しています。淡いピンクや黄色から深みのある赤紫まで、色のグラデーションも絶妙で、ノリタケの職人の高い技術力を物語っています。
特に印象的なのは、葉っぱや茎、そして棘まで細かく描写されている点です。写実的ながらも、どこかやわらかさを感じさせるタッチは、手描きならではの温かさを持っています。このような細部へのこだわりこそが、ノリタケの作品が今なお多くの人々を魅了する理由でしょう。
今回の絵皿の査定にあたっては、以下の点を重視しました。
・ブランド:日本を代表するノリタケの製品であること。
・絵付け:熟練の職人による手描きであること。
・状態:傷や汚れ、金彩の剥がれなどがなく、良い保存状態であること。
・デザイン:時代を超えて愛される普遍的な薔薇のモチーフであること。
これらを総合的に判断し、お客様にご満足いただける金額で買取させていただきました。
ご自宅に眠るノリタケの絵皿や花瓶、食器セットなどはございませんか?「これも価値があるのかな?」と迷われた時は、どうぞお気軽に古美術永澤にご相談ください。一点一点、丁寧に査定し、お品物の本当の価値を見出します。もちろん、ノリタケ以外の洋食器や和食器についても幅広く買取を行っております。皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。
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