三右衛門 寄盃 (柿右衛門様式、中里太郎右衛門、今泉今右衛門 )

三右衛門の寄盃 (柿右衛門 様式今泉今右衛門、中里太郎右衛門)

有田焼 三右衛門の寄盃 (柿右衛門様式、今泉今右衛門、中里太郎右衛門)

陶磁器買取 2025.10.02

先日、有田焼の「三右衛門」作の寄盃をお譲りいただきました。「三右衛門」と呼ばれるのは、柿右衛門、今右衛門、太郎右衛門の三窯で、その作品が一堂に会した貴重なお品です。左から柿右衛門様式、今泉今右衛門、中里太郎右衛門の順に並んでおり、それぞれの技法や個性が際立っています。

柿右衛門様式の寄盃

左端の柿右衛門様式の盃は、乳白色の素地に赤絵や青・緑・黄の色絵が鮮やかに映える、日本を代表する色絵磁器です。繊細な筆致で描かれた草花文様と余白の美が、品格ある優雅さを演出しています。柿右衛門家は江戸時代に色絵技法を完成させ、有田焼の歴史において重要な位置を占めています。

今泉今右衛門の寄盃

中央の今右衛門様式の盃は、江戸時代の色鍋島様式を研究・継承した作品です。藍と赤を基調にした緻密な文様が特徴で、精緻かつ格調高い絵付けが魅力です。今右衛門家は明治以降もその技術を継承し、現代に至るまで高い評価を受けています。

中里太郎右衛門の寄盃

右端の中里太郎右衛門の盃は、色絵磁器の技術だけでなく、土ものの風合いも活かした趣深い作品です。釉薬の流れや色の濃淡が自然な景色を作り出し、侘び寂びの趣を感じさせます。色絵磁器と土ものの両方で高い技術を発揮する中里太郎右衛門ならではの魅力を堪能できる逸品です。

有田焼は17世紀初頭に日本で初めて磁器として焼かれた歴史を持つ、日本を代表する伝統陶磁器です。特に三右衛門と称される窯元は、それぞれ異なる様式を確立し、互いに切磋琢磨することで有田焼の芸術性を高めてきました。本寄盃は、各窯元の技法と美意識が凝縮された、まさに有田焼の歴史を物語る逸品です。

私ども古美術永澤では、有田焼や三右衛門作品の買取をはじめ、九谷焼・清水焼・備前焼などあらゆる陶磁器の査定を承っております。陶磁器の専門知識を持つ査定士が、お客様の大切なお品物を一点一点丁寧に拝見し、適正な価格で買取いたします。

ご自宅に眠る有田焼や寄盃、骨董品、美術品がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。次の世代へと作品の価値をつなぐお手伝いを、誠心誠意させていただきます。

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