
三浦竹泉(みうら ちくせん) 四君子図(しくんしず) 水指
京焼の名工、三浦竹泉(みうら ちくせん)による美しい「四君子図 水指(しくんしず みずさし)」をお譲りいただきました。
三浦竹泉は、江戸時代後期から続く京焼の名跡窯です。特に、その精緻な染付や色絵の技術は高く評価されており、歴代で受け継がれた卓越した技は現代にも多くの愛好家を持っています。
この水指に描かれている「四君子(しくんし)」とは、中国の伝統的な画題で、梅・蘭・竹・菊の四種の植物を指します。それぞれ、梅=高潔、蘭=清逸、竹=節操、菊=淡泊といった君子が持つべき美徳になぞらえられてきました。
今回のお品には、これらの植物が品格高く、そして鮮やかな色彩で丁寧に絵付けされており、作品全体から清雅な趣が感じられます。
京焼、清水焼(きよみずやき)は、その起源を江戸時代初期に遡り、全国各地の陶工たちが京都に集まったことで発展しました。特定の様式に囚われず、磁器、土器、さらには様々な釉薬や絵付け技法を取り入れながら、「多様性の美」を追求してきたのが特徴です。
古美術永澤では、このような歴史を持つ陶磁器や古美術品の査定・買取を承っております。ご自宅に眠るお品物の価値についてご興味がございましたら、経験豊富な査定士が責任をもって拝見いたします。
関連買取実績
-
2025.10.24
-
2025.10.24
-
2025.10.22
-
大変貴重な永樂和全(えいらく わぜん、1823-1896年)作の味わい深い九谷焼の鉢をお譲りいただきました。 この鉢は、しっとりとした飴釉にも似た茶褐色の釉薬が全体を覆い、高台周りやその内部には...
2025.10.22








