
小西陶古 (こにしとうこ) 備前焼 湯沸
備前焼の窯元、小西陶古による素晴らしい湯沸をお譲りいただきました。素朴ながらも重厚な風格を漂わせるその佇まいは、まさに備前焼の持つ「侘び寂び」の美意識を体現しています。
備前焼は、瀬戸焼、常滑焼、越前焼、信楽焼、丹波焼と並び「日本六古窯」の一つに数えられる、長い歴史を持つ焼き物です。
釉薬を一切使わず、約二週間にもおよぶ松割木の炎によって、土が持つ本来の色合いと、窯の中で灰が溶けて生じる「胡麻」や、炎の当たり方で生まれる「桟切り(さんぎり)」などの自然な窯変を生み出すのが特徴です。
この湯沸は、力強い造形と、焼成による美しい窯変が見事に調和しています。また、独特な肌合いと、使い込まれたことによる深みのある色が大変魅力的です。
小西陶古は、明治初期の細工の名工と云われた永見陶楽の孫にあたる初代小西陶古が設立した窯元です。初代が考案した美しい桟切(サンギリ)を得意としており、独特な味わいを今も受け継いでいます。
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