
前田正博による色絵皿
独自の「色絵金銀彩」という技法で陶芸界に新風を吹き込んだ前田正博の作品をお譲りいただきました。
この色絵皿は、深く艶やかな赤茶を基調に、力強い金銀彩で装飾が施されています。中央には、どこかユーモラスで愛らしい表情のフクロウ(梟)が描かれ、その存在感が際立っています。
フクロウは「不苦労」や「福来郎」に通じるとして吉祥のモチーフとされますが、前田正博の手にかかると、モダンなデザインへと昇華されます。赤と銀の対比、そして線彫による繊細なテクスチャーが、作品に奥行きと華やかさを与えています。
前田正博は1948年生まれで、東京芸術大学大学院を修了後、色絵磁器作家として、陶芸の伝統的な枠組みを超えた、現代的な感覚を持つ作品を生み出してきました。
その洗練された色彩感覚とデザイン性は、現代の生活空間にも違和感なく溶け込む魅力を持っています。
古美術永澤では、前田正博をはじめ著名な陶芸作家の作品の査定・買取を承っております。お手元に買取を検討されている作品がございましたら、お気軽にご相談ください。
関連買取実績
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.12








