
十二代 中里太郎右衛門による茶碗
重要無形文化財「唐津焼」の保持者 (人間国宝) である十二代 中里太郎右衛門(中里無庵)が手掛けた茶碗をお譲りいただきました。中里太郎右衛門家は、肥前唐津藩の御用窯として栄えた、400年以上の歴史を持つ唐津焼の宗家です。
十二代 中里太郎右衛門(中里無庵)は、「唐津焼中興の祖」と称される偉大な陶芸家です。彼は、一度途絶えていた古唐津の技法を研究し、叩き造りや朝鮮唐津といった古来の技術を復興させ、現代の唐津焼の礎を築きました。その力強い造形と、土の味わいを活かした素朴で奥深い釉薬の表現は、多くの茶人や愛好家を魅了し続けています。
今回の茶碗からも、古唐津の精神を受け継いだ土味の良さや、自然な流れを見せる釉薬の表情を垣間見ることができます。彼が復興させた技法と、それを昇華させた芸術性は、現代においても高い評価を得ています。
古美術永澤では、このような歴史と物語を持つ十二代 中里太郎右衛門をはじめ、名だたる陶芸家の作品や古美術品の査定・買取を承っております。経験豊富な査定士が、丁寧に拝見いたしますので、買取をお考えの際は、どうぞお気軽にご相談ください。
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