フンメル人形

ドイツのゲーベル社（Goebel）が製造した大変愛らしいフンメル人形をお譲りいただきました。フンメル人形の中でも人気の高い作品の一つ、グースガール(Goose Girl) です。

フンメル人形は、ズィーセン修道院の修道女であったマリア・イノセンティア・フンメルが描いたスケッチを陶器製の人形にしたもので、丸みを帯びた造形と純粋で無垢な表情が特徴で、見る人の心を和ませてくれます。

この作品は、ガチョウたちに餌を与える少女の姿を生き生きと捉えており、少女の柔らかな表情や、餌を求めるガチョウたちの様子が、熟練の職人によるハンドペイントで丁寧に表現されています。フンメル人形の歴史は1930年代に始まり、第二次世界大戦を乗り越えて世界的な人気を獲得しました。

古美術永澤では、今回のようなフンメル人形をはじめ、リヤドロ、マイセン、ヘレンドなどの名窯の作品や、国内外のアンティーク陶磁器の査定・買取を承っております。ご自宅に眠っている古美術品がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。

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